Ásgeir
2012年、20歳という若さで母国アイスランドでリリースした『Dýrð í dauðaþögn 』が、同国で史上最速で売れたデビューアルバムと認定され、アイスランド・ミュージックアワードでアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。その売り上げの多さから、アイスランドの国民10人に一人がこのアルバムを所有していると言われたほどだ。
2014年には、英語バージョン『In The Silence』として再リリースされた本作はイギリス、フランス、日本、オーストラリア、デンマークをはじめとする世界中のTOP40チャートを賑わせアウスゲイルのスターダムは国際的なものとなった。再発売に際して、著名なミュージシャンであるジョン・グラントが英訳した楽曲が収録された。同年2月に初来日を果たし、7月にはフジ・ロック・フェスティバルへ出演。2015年1月にはシドニーのオペラハウスでのヘッドライン公演が2回完売するなど、世界各地でソールドアウトが相次いだ。初のジャパンツアーも同年敢行。2017年4月には、ボン・イヴェール、ジェイムス・ブレイク、アノーニのような氷のようなエレクトロニック・シェードと、さまざまな時代や場所からのソウル、R&B、さらにはゴスペルの影響をバランスよく取り入れた、大胆なエレクトロニック・アルバム『Afterglow』を発表。同年秋には最大規模のジャパンツアーを再度敢行し大盛況となった。
2020年、3rdアルバム『Bury The Moon』(アイスランド語タイトル『Sátt』)を、今年2021年にはEP『The Sky Is Painted Gray Today』をリリースと精力的に制作に励んでいる。